「親ガチャハズレだ。母親がひどい...」
「親ガチャハズレです。母親が専業主婦で尊敬できない...」
親ガチャハズレの中でも、特に母親の親ガチャを失敗したと嘆く人もいるはずです。
しかし、親ガチャハズレは父親よりも母親の方が深刻です。
なぜなら、子供の知能や学力は母親の影響をより強く受けるからです。
知能や学力は、そのまま学歴に直結しやすいです。
一般的に、高学歴や知能が高い人の方が将来収入が高いのはご存知の通り。
つまり、母親の親ガチャに失敗すると、将来低収入で終わる可能性があります。
本記事では、親ガチャハズレの中でも母親ガチャハズレが深刻な理由を徹底解説します。
この記事で分かること
- 母親ガチャと子供の学力の関係
- 母親ガチャ失敗が子供にもたらすリスク
- 親ガチャは父親ガチャより母親ガチャが大事
Contents
親ガチャハズレでも母親失敗の方が致命的な理由

冒頭でもお伝えしましたが、母親ガチャハズレは深刻な問題です。
子供の知能や学力は、親の遺伝によって大きく左右されます。
つまり、遺伝ガチャという名の親ガチャの影響です。
しかし、学力や知能という領域に関しては、母親の影響をより強く受けます。
子供の賢さを決めるのは父親ではなく母親の賢さ
遺伝学の世界では、以下はもう通説です。
子供の賢さを決めるのは父親ではなく母親の賢さである
母親「〇〇(自分の子)の成績が悪いのはあなたのせいよ!」
父親「何を言ってるんだ。お前の育て方が悪いんだ。」
こんな夫婦喧嘩はドラマ等でもよく見る展開です。
しかし、遺伝学の世界では、ぶっちゃけ結論がほぼ出ています。
母親が悪い
なぜなら、子供の賢さは母親の遺伝要因の影響を大きく受けるから。
大炎上するテーマですが、感情論ではなく大学の研究結果です。
子供の脳は母親に似る
遺伝学の世界では、子供の脳は母親に似るという事が分かっています。
特に、娘の脳は母親の脳に非常に似やすいという研究結果も出ています。
ちなみに、脳に関連すること全般が母親からの遺伝の影響が大きいです。
勉強に必要な「努力する力」「勤勉性」なども母親の影響が大きい。
また、気分障害やうつ病の発症などの精神系も母親由来です。
心というのは生物的には「脳」の問題ですからね。
脳が母親に似てしまうなら、勉強・努力・心の病などは母親の親ガチャの影響が大きいのです。
母親ガチャの影響が大きいと言える生物学的な根拠

知能は母親ガチャって言ってるけど根拠は?
そう思われる方も多いでしょう。
根拠については、生物的な根拠です。
まず、遺伝子の本体であるDNAの中に「ミトコンドリアDNA」という物質があります。
このミトコンドリアDNAが子供の知能に影響を及ぼすことが分かっています。
そして、ミトコンドリアDNAは母親からしか遺伝しません。
そのため、母親から受け継ぐミトコンドリアDNAの形質が、子供の賢さを決める1つの要素になります。
もちろん、ミトコンドリアDNAだけで賢さの全てを説明できません。
他のDNAの情報も複雑に絡み合い、その子の知能を決定します。
しかし、母親からしか受け継がれないDNAがあり、子はその影響を大きく受けるということ。
そして、その影響の大きさは無視出来ないということです。
X染色体の影響はY染色体の影響より大きい
なお、生物的な根拠はまだあります。
高校生物の話なので、分かりやすく簡略して説明します。
そもそも、男と女は持っている染色体(DNAが入っている入れ物)が違います。
染色体は、X染色体とY染色体の2種類あります。
なお、
・男:XY
・女:XX
と持っている染色体は決まっています。
そして、Y染色体に比べてX染色体の方がサイズが大きいです。
そのため、Y染色体を持つ男性より、X染色体だけを持つ女性の影響の方が大きい。
と言うか、理科とか分からなくても直感的に分かるはずです。
だって、子供は母親のお腹から生まれてくるんですよ。
当然のごとく、母親の影響の方を大きく受けるに決まってます。
母親の学歴が高いほど子供の学力の伸びが大きい

母親ガチャが重要というのは、生物的根拠だけではありません。
親の学歴と子供の学歴を調べた研究はたくさんあります。
そして、以下のようなデータが出ています。
母親の学歴が高いほど子供の学力の伸びが大きい
なお、これは国語においても数学においても言えます。
小6時点で比較しても、中3時点で比較しても、やはり同じことが言えます。
もちろん、父親の学歴も重要です。
ただ、父親の学歴に比べ、母親の学歴の影響の方が大きいことが、数字で判明しています。
ちなみに、父親と母親の学歴を比較した時、中3時点での数学の正答率を比較するとこうなります。
父親が高卒:43.1%
父親が大卒:56.5%
父親が高卒か大卒かで変わる正答率の差は12.4%です。
一方で母親で同じ比較をするとこうなります。
母親が高卒:43.3%
母親が大卒:60.0%
母親が高卒か大卒かで変わる正答率の差は16.7%です。
まとめるとこうです。
父親が高卒か大卒かで変わる正答率の差:12.4%
母親が高卒か大卒かで変わる正答率の差:16.7%
子供の学力の伸びは、母親の学歴の影響の方をより強く受けるということになります。
努力で逆転出来る!は幻想
なお、遺伝ガチャによる親ガチャの話をすると、必ず以下の反論が出ます。
「努力すれば逆転できる。」
確かに、勉強において努力や環境などは非常に大事な要素です。
しかし、努力出来るかどうかも遺伝の影響を受けます。
努力出来るかどうかって、忍耐力とか集中力とか性格もあって、それらが遺伝の影響を受けています。
つまり、どこまで言っても遺伝には抗えない領域が確実に存在します。
さらに、マックス努力したとしても、出せる最大値はその子のポテンシャル次第。
遺伝ガチャである程度は賢い知能を持っていない限り、フルの努力が出来ても結果はイマイチで終わることもあります。
親ガチャの呪縛からはそう簡単には逃れられません。
その中でも、母親ガチャの呪縛は思った以上に根深いということです。
親ガチャハズレの中でも母親の影響はデカい!子育てへの影響

親ガチャの中でも、子供に大きな影響を与えるのは「母親ガチャ」です。
その理由は、知能という領域は、母親ガチャの影響の方が大きいから。
そして、知能が高い人の方が、やはり成功はしやすい。
ただそれでも、「環境次第で変わる!」と思う人も多いです。
確かに、遺伝以外の環境要因が整うことで、良い結果に繋がることは多々あります。
しかし、その環境が整えられるかどうかも母親ガチャなのでは?という話です。
賢くない母親は子に対して適切な環境を与えられない

どんな親でも、子供を思う気持ち、愛情は本当に強いものです。
しかし、子供を愛する気持ちだけで、論理的に正しい行動が取れますか?
無理です。
論理的な正しさとは思考力や判断力のことです。
そして、思考力や判断力は、その人の知能・知識・経験で決まります。
ただ、賢くない母親にそれらはない。
だから、論理的に考えて正しい環境を選択してあげることが出来ない。
例えば子供の塾選びが典型例。
「子供にぴったり合う塾を!先生との相性を大事にしてます!」
賢くない母親ほど、曖昧な基準や感覚値で選択しがちです。
確かに相性なども大事ですが、現実的にそれだけじゃダメです。
今の子供の学力と、子どもが目指す目標との距離をまず考える。
その上で必要な指導時間・指導科目・講師の質などを比較する。
その上で、最も自分の子供の目標達成の確率を上げてくれる塾を選ぶのが正しさです。
ただ、賢くない母親の場合、こうやってロジックで物事を考えられない。
そういう事が苦手だから勉強で結果が出せなかったわけですから。
大人になって、急にそれが出来るわけもない。
このタイプの母親は、十分な財力があっても、教育投資を失敗する傾向にあります。
賢くない母親の価値観・優先順位が子供に伝達する

賢くない母親には理由があります。
まず1つは、母親自体も親ガチャに失敗しており、賢い遺伝子を引き継げていない。
正直なところ、それが一番の原因です。
しかし、それ以外にもあります。
賢い人間とは真逆の価値観や優先順位で生きているからです。
教育の事例で考えてください。
基本的に賢い人は、事前準備や前倒し行動に優先順位を高く置きます。
受験勉強でも、結局早く始めた人が有利ですからね。
だから、子供の幼少期の段階できちんと仕込みをする。
きちんと仕込みが出来ていれば、中学以降で勉強の手放しが出来る。
一方、賢くない親は、基本的にいつも楽観的です。
先のことを考える思考力や想像力が弱いからです。
だから勉強でも、成績が非常に悪くなってから塾などを探し始める...
しかし、そのタイミングで塾に行っても時すでに遅し...みたいなケースが多い。
賢くない人の典型的なパターンとして、先読み行動が出来ないというものがあります。
今が楽しければOK、今辛くないならOK。常に問題は先送り。
動物と同じです。
そして、この思考パターンで子育てをしますから、子供もそうなる。
特に母親は子供と接する時間が長い。
だから、母親の考え方や価値観・優先順位が子供に及ぼす影響は大きいのです。
母親ガチャ失敗のリスクは、こういう部分にもあります。
最後に:親ガチャハズレの中でも母親ガチャハズレがまずすぎる理由
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
この記事のまとめ
- 母親ガチャの重要性:子供の知能や学力は主に母親の遺伝的影響を強く受けます。母親の遺伝子、特にミトコンドリアDNAは子供の知能形成に大きな影響を与えるため、母親ガチャの成功は子供の将来に直接影響します。
- 学力と母親の学歴:母親の学歴が高いほど、子供の学力の伸びも大きいです。これは国語や数学など、様々な学科においても同様です。母親の教育レベルが子供の教育成果に与える影響は、父親のそれよりも統計的に大きいことが示されています。
- 環境の整備能力:賢くない母親は、しばしば子供に適切な教育環境を提供することができない傾向にあります。塾選びなどの教育関連の重要な決定を、論理的ではなく感覚的に行うため、最適な教育機会を逃すことがあります。
- 価値観の伝達:母親の価値観や優先順位は、直接子供に伝わります。特に思考力や前向きな行動、先読みの能力など、賢い行動パターンは母親から子へと強く影響を及ぼします。賢くない母親は、しばしば子供に不利な価値観や行動様式を無意識のうちに教えてしまうことがあります。